バリア・ブンタウ省の「週末トレジャーハンター」-観光客にとって面白いものでも現地の人にとっては不愉快なものがある。自省としてのメモ
バリア・ブンタウ省の「週末トレジャーハンター」 - 三面 - VIETJO 日刊ベトナムニュース
という記事を見てから気になっていた週末トレジャーハンター。
彼らは金属探知機を使い、ビーチの落し物を探し出し、取得し売却して生活しているとのこと。
私の住んでいる地域の話だから、いつ見れるか楽しみにしていた。
それからしばらくて、ようやく彼を発見。
面白いものを生で見れたとFBで、はしゃぎながら投稿した。
すると、ベトナム人の友人から指摘が来た。
「彼らの行為は完全に違法だ。彼らの行為でできた穴によってビーチに危険な渦ができる。彼らはブンタウの観光業を破壊しているといえる」
ハンターはお宝を見つけたときに、持っているシャベルでビーチを掘り起こして、そのまま放置していくらしいのだ。なんとも奇妙な仕事で面白いと思っていたが、友人からの指摘で、単純に面白がっているわけにはいかないと思った。
ベトナムニュースで、ハンターは深夜から夜明けに出没すると書いてあったが、その理由がわかった。(僕が見かけたときは何故か昼間に堂々とやっていたが。とはいえ、人気が少ないほうのビーチだったな)
異国の地ではわからない・知らない習慣やルールがたくさんある。外国人の自分からしたら面白いものでも、現地の人にとって不愉快なものがあるということが今回の件で良くわかった。
「面白いものは面白い」という感覚も大事だとは思うが、現地の人がそれをどう捉えているのかを理解しておくことはもっと大事なことだ(理解した上で、どの程度尊重するかは人によるが)。
ひとつひとつ学んでいくしかない。
だが、こうして指摘してくれる友人を持っていることが何よりの幸いだ。偉くなったり偉そうにしていたら、気軽に注意してくれなかったかもしれない。そうすると、ずっと知らぬままはしゃいで、現地の人たちに複雑な思いをさせてしまうところだった。
指摘を受けたあとで写真を見ると 牧歌的で奇妙で面白みのあったおじさんが、悪人面に見えてくる。知識の大事さと、知識が印象に与える影響力に驚いています。