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らくらく新聞@ブンタウ

ベトナムのんびりローカルリゾート・ブンタウからベトナムと日本の諸々のことを書いています。 

バリア・ブンタウ省Xuyen Moc (スィン モック)の農家へ遊びに行って知ったベトナム農村部の光と影

こちらの記事の続きです。

石油産業や鉄鋼業、発電で有名なバリア・ブンタウ省ですが、内陸へ行くと非常に緑が豊かで農業が盛んです。今回はそんな農村で暮らす一家を訪問してきました。この家は米とトウモロコシを栽培しています。

 

家の外観。

 

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トウモロコシ畑。手前の草地はすでに収穫済の部分。

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ここでも犬が。もちろん放し飼い。

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敷地はかなり広いです。

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木陰のベンチとテーブルで談笑中。

緑の匂いと吹き通る風がとても心地よい。

手前右の男性がこの家の大黒柱。

父親の横に座り大人の会話にまざりたい様子の娘と我関せずとハンモックで横になっている息子。

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ハンモックにゆられリラックスしきっている様子。

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ベトナム国旗が木に立てかけてあるのは訪れた日がベトナム国慶節

9月2日ベトナムの国慶節(独立宣言記念日)に思う。)近くだったからでしょうか。国旗を通して国に誇りや愛着を示すことを大切にしている(楽しんでいる)ベトナム人ですが、必要のないときは扱いが雑になるようです。誇りや愛着はあれど、固執しすぎないというのがベトナムらしさかもしれません。このスタンスがとても好きです。

 

大人の会話に退屈して花の蜜を吸い始めたけれども、やっぱり父親のそばにいたい娘。

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お土産にもらったトウモロコシ。

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ベトナムで栽培されるトウモロコシには主に赤と白の2種類とのこと。こちらは赤トウモロコシ。せっかくいただいたので、その場でかじりついたのですが、赤トウモロコシは家畜の飼料に使うとのことで皆に笑われてしまいました。先に言ってくれと思わないでもないですが、笑いが起きたのでまぁOKです。

 

農村に行くたびに、その緑豊かでゆったりとした雰囲気に心が洗われます。ベトナムに訪れる機会があれば是非、農村にも足をのばして欲しいですね!きっと良い体験ができると思います。

 

・・・・・・・

ここからはそんな農村のしんどい部分に関して。

 

今回の農家への訪問はもちろん楽しいものでしたが、他方で彼らの生活の実態はかなり厳しいものであるということも知らされました。

 

今回訪問した農家はトウモロコシが収入の柱なのですが、価格が安定せず、一家7人(子ども5人、男親とその母のみが働き手、母親は他界)の生活を成り立たせることに苦労しています。

 

同じバリア・ブンタウ省の農家でも、胡椒やカカオ、ゴムなどの商品価値の高い作物を栽培している農家と米やトウモロコシなど付加価値を付けづらい作物を栽培している農家とでは所得には差があります。後者は現金収入を得ることに非常に苦労しています。

 

ベトナムではホーチミン、ハノイをはじめとした都市を中心に工業化・情報社会化が急速に進んでいますが、いまだ人口の7割が農業に携わっており、農村の生活向上は大きな課題となっています。

 

政府もただ見ているわけではなく農村支援政策の一環として屋敷を建設し提供するなどしているのですが根本的な改善にはなっていません。(先に写真で見た家も政府によって建設されています。)

 

そのためコメやトウモロコシを生業としている農家は農業技術の向上や作物の輸出機会を強く求めています。

 

 

こういった事情を背景として、長年ベトナムに対してさまざまな支援・投資を行い、近年ますます関係が深化している日本への期待は非常に大きいものとなっています。

 

日本人として 彼らが期待してくれるのはとても光栄に思うのですが、私自身は農業に関しては門外漢であるため、手を差し伸べられないことに歯がゆさを覚えます。

 

また、そう感じつつも

 

「まず私自身のやるべきことに集中するべき」

 

「ただただ資金や技術を支援する(し続ける)というのは違う。互恵関係でなければ。」

 

「日本の農業へ関心があり、その助けを求めるなら、(門外漢である)私を当てにせず、そもそもベトナム人たち自身で日本の実践者たちへアプローチするべき。私が先回りして手を差し伸べるのは、結局彼らのためにならないかも。」

 

「他者を巻き込むには(私には)覚悟が足りていない」

 

などなど関わり方に思い悩むところも大きいです。

 

ただ幸運なことにいベトナムにはすでに農業分野で活躍している日本人の実践者の方々がいます。

NICONICOYASAI

 有機農業の生産と販売を通して、都市の人々へ安全な野菜を供給し、牧歌的な農村と子供が楽しく遊べる自然を守ります。

 

今できることは少ないですが、今後少しずつでも日本人実践者の活動から農村の生活向上のヒントを学び、それをベトナム人に紹介していければと考えています。また、その中で自身の関わり方もうまく定まっていくはず、と期待しています。

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