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らくらく新聞@ブンタウ

ベトナムのんびりローカルリゾート・ブンタウからベトナムと日本の諸々のことを書いています。 

農業技術の向上に関心の高いベトナム人たち。日本と協力関係は築けるのか。

今日はベトナム人の工業技術コンサルタントとおしゃべりしてきました。日本の技術の移入やベトナムからの輸出が話の主題だったんですが、途中から農業技術の話に花が開きました。他の友人知人も引退したら貯めたお金で田舎で農場を持ちたいと言っているのが幾人もいます。実際にこれを実行をしている知人の農場にも2つほど行ったことがあります。

ベトナムは農業人口が6000万人(人口の70パーセント、2009年)の農業国だけあって直接のそれを仕事としなくとも親族の誰かは農業に携わっているので、一般の関心も非常に高いようです。しかし、そんなベトナムにも中国産の農作物が大量に輸入されていることを聞くと、中国産の農業のコストの低さに驚きを覚えます。(ベトナム1人当たり名目GDPドル2,232ドル/年 中国1人当たり8,154ドル 参考 ベトナムの一人当たりのGDPの推移 - 世界経済のネタ帳 中国の一人当たりのGDPの推移 - 世界経済のネタ帳 )そして安全性にはやはり警鐘がならされ、一般のベトナム人が中国性には気をつけろと言い合っているのをよく耳にします(でも輸入されているということは誰かは販売していて、誰かは知らず知らずかもしれないが食しているということなんですが)。

また政府が農業従事者の所得を熱心に向上させようとしているように農村は(所得的に)豊かではない(都市部との所得格差は年々拡大)ようです。
これらの事情から、ベトナム人(の農業に興味を持っている人間)はより付加化価値の高い農作物(有機農業、高糖度高栄養価など)をより廉価で効率的(機械化、大量生産)でつくることへの関心が高くなっています。この点から日本への期待も強いです。
ということでいろいろ聞かれて、日本人とはいえ日本の農業の知識がなくてたじたじになった今日のおしゃべりタイム。農業もタグとして頭の中にいれとこうと思いまし
た。

 

知人からこれからのベトナムの農村・農業分野の開発についてコメントをいただきました。参考になると思うので要点を記載します。

ベトナムの農村・農業分野での課題

・都市との格差(経済的格差、社会的・文化的格差)

・貧弱な生産体制、農業インフラの立ち遅れ

・居住環境の低劣化

・流通システムの未整備

など

目指すべき方向

・品質と価格において消費者の支持が得られるレベルの(安全な)作物を作れる仕組みの構築

・農業の6次産業化

 

→工業化(政府は2020年に工業国化を目指している)を急ぐあまり農業への取り組みがややもすると後回しになってきた背景がある。

 参考

ベトナム工業化戦略 (在ベトナム日本国大使館「越日協力の枠組みにおける2020年に向けたベトナム工業化戦略及び2030年へのヴィジョン」)

 

 

 

関連

jmato911.hatenablog.com

 

 

それにしても農業技術移転てどんな風に行われている(行われるべきな)んですかね。韓国のレッドパールいちご問題(本来のライセンスの範囲を超えて栽培が拡大される一方で開発者の日本人にはお金が入ってこない)のようなことになってしまうと後味が悪いですし・・・

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