らくらく新聞@ブンタウ

ベトナムのんびりローカルリゾート・ブンタウからベトナムと日本の諸々のことを書いています。 

「クールジャパン」の中身が「外国人に冷たい日本」となっていくのが辛い

zasshi.news.yahoo.co.jp

自分がベトナムでとても歓迎され大切扱われてきるから、日本でこういうことがあるのを聞くたびに申し訳なくて仕方ない。

この記事は中国人の事例を取り上げている。
中国人は数多く日本にいて、頼りにできるネットワークがあるから窮状を訴えることが多少はできているとのこと。その中国人ですらこうなのだから、その他はお察しということ。

 

クールジャパンだがなんだかも結構なんだけど、誰もがSNSで多くの人とつながり発信している今の時代、日本にいる外国人のひとりひとりを大切(というかまとも)に扱った方がよっぽど日本の評判上がると思うんだけどな。

その土地で楽しくしている人を見るとその土地のプラスのことが伝播していく。

自分が友人のベトナムでの楽しげな生活を見聞きしてベトナムに来たように、自分の活動を見て後輩がベトナムで生活し始めたように。
自分の母親が倉敷でベトナム人実習生との交流会に参加したりベトナム語勉強しないといけないかなと気が早すぎてなんと突っ込んでいいかわからんことを言ったりしてるように。
馬場下のシェアハウスで行われているハンサムボーイズという取り組みに外国人観光客がリピーターとしてまた来るように。

・・・逆に、悪い情報も当然広がっていく。だから、あんまりおイタをしていると後で大変なことになる気がするよ。日本で騙された搾取された人間やその家族友人が日本人をだまくらかしたり日本製のものを嫌うようになっても全然不思議じゃない。また何がきっかけで自分の子どもや孫や友人が異国の地で働くようになるかもわからない。そこの地での日本人の評価如何は死活問題。

日本にいる外国人をへつらってまで歓待しろとは言わんし、マイノリティ憑依して贔屓するのも違うと思うけど、せめて(法律的なところなど)最低限まともに対応してくれないかなと思う次第です。

技能実習生の窮状についてに繋げると道義や法律の問題を除いても彼らをまともに扱った方がいいよという話になりますね。彼らへの冷遇が「クール」ジャパンの中身では洒落がきつすぎる。

 

追記 別の視点
技能実習生から搾取している企業や工場のおかげで、まともに経営している競合や日本人の労働者(候補)も損しています。競合は不正でブースト(ダンピング)された製品を相手にしないといけないし、日本人労働者は、企業が本来なら待遇改善をして労働者を募らなければならないところを技能実習生で代替しているので、待遇改善や被雇用の機会を逸しています。
後者に関しては外国人労働者をそもそも受け入れない派の雇用機会損失の論拠になっているところですが、受け入れない派こそ技能実習生問題解決に真剣になった方がいいような気がします。すでに労働者として外国人来てますよ。しかも法規を超えた低賃金で。搾取状態から外国人技能実習生をまともに扱うとなればコストが増大し労働者として「輸入」するインセンティブが減じるので。

 

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