らくらく新聞@ブンタウ

ベトナムのんびりローカルリゾート・ブンタウからベトナムと日本の諸々のことを書いています。 

空回りしている日々の中で

ビジョンを描く・伝える力の不足を感じる異国の日々。
大学やそこにいる学生のためになると思い学生たちの留学先を開拓しているのですが、同僚たちに積極的になってもらえない。今の自分の提案は大学や学生のためになったからといって、先生たちが具体的に直接的に利益を得るわけではない。だから乗り気になれないのも良くわかる。プライベートを割いてまでどうして契約外のことをしなければならないのか。この問いに答えることは今の僕には難しい。

どうやったら(目の前の)お金や享楽以外の価値に共感してもらえるのか? 

悩んでいます。

そもそもお金や享楽以外のものに目がいっている方が「狂」っているのかもしれない。けれども「狂」の一字を体現し時代を変えて行った吉田松陰・高杉晋作師弟のような例もある。

世に棲む日日〈1〉 (文春文庫)

世に棲む日日〈1〉 (文春文庫)

 

明確なビジョンと強い意志が状況を変えて行く。 でも、ベトナム人先生たちの消極的な姿勢が文化・価値観・環境の違いによるものとなれば話が違ってくる。その差異を認めず強引に僕に合わせせるのは性分に合わない。すでに十分良くやってくれているのかもしれないとも思う。(みながみな、ビジョンや夢や他利のためにきらきらしているのはそれが日本であっても若干気持ち悪いですし)。とはいえ文化・価値観・環境の違いといってしまって諦めるのも逃げているように思えてしまう。

どこから手をつければよいか、わかりませんわ。

 

その点、医療を産業(ビジネス)として捉え、採算をとって、良い医療を安価で提供することを日本だけでなく世界(カンボジア)で実行していっている北原先生は半端ない。継続性や拡張性を伴った事業が状況を変えて行っている。ボランティアではご飯は食べられないが、事業を行いお金を生み出し働く人に提供できれば、より多くの人により多くの時間を割いてもらうことができる。

あなたの仕事は「誰を」幸せにするか?---社会を良くする唯一の方法は「ビジネス」である

あなたの仕事は「誰を」幸せにするか?---社会を良くする唯一の方法は「ビジネス」である

 

 ということで今の僕にはビジョンを描く力だけでなく、ビジネスモデルを描く力も足りていないのだ。

「乗り気になってくれない相手が悪い」とふてくされないで、

お金や享楽以外の価値観を提示しつつ、お金の面もきちんと抑える。

これを今年の目標にします。

気がつけば新年あけて早2週でございます。

いまさらながら、あけましておめでとうございます。