らくらく新聞@ブンタウ

ベトナムのんびりローカルリゾート・ブンタウからベトナムと日本の諸々のことを書いています。 

東京にいる間にお世話になったちょっと変わったシェアハウス 墨田「あかりや」馬場下「Tokyo Handsome boys!」志村坂上「Freetopia」

ブンタウにもどって来ています。

東京にいる間は友人の家を転々としていました。

その中で3軒のシェアハウスのお世話になりました。

 

①あかりや

1つは東京の下町・墨田にある長屋の一角を利用したシェアハウス。下町・長屋といった雰囲気が好きな人びとが尋ねてきています。その延長でイベントもしばしば行われています。

追記(2015年3月17日)

住人の新たな門出故に存続の危機を迎えていた「あかりや」ですが、新たな入居者の登場によって無事存続が決まったようです。良かった!

以下は募集当時のスライドですが「あかりや」のことがわかりやすく書いているので参考にどうぞ。

墨田区京島にある長屋シェアハウス「あかりや」入居者募集のおしらせ

 

②Handome boys

1つは、馬場下(早稲田)にあるAirbnbを利用しているシェアハウス。


shinjukuのTokyo Handsome boys!in Shinjuku-ku

 

現地の人から借りる家・アパート・部屋・バケーションレンタル・民宿予約サイト - Airbnb

Airbnbは2008年8月創業。宿泊先を探す旅行者(ゲスト)と空き部屋を貸したい人(ホスト)をつなぐウェブサービスです。
世界最高レベルのカスタマーサービスを備え、ユーザー数もどんどん増加中。
「暮らすように旅をしよう」をコンセプトに、自由で新しい旅のスタイルを提案します。

僕が訪れたこの家は、Airbnbを活用して日本にいながら異文化交流をする場や英語を話す機会を作り上げていました。また、宿泊費をきちんと取ることで、充実したもてなしが継続性をもって行われています。

僕が滞在している数日の間にも2組の外国人がこの家に宿泊しに来ていました。

 

追記(2015年3月17日)

日本国内でも話題になっているようで応援しているものとして嬉しい限りです。

早大生発ゲストハウス「Tokyo Handsome boys!」が絶大な人気を得ている理由 - Out;Elite (アウトエリート) 若き異端児達の“自”論展開メディア

 

最初にゲストハウスを始めたときの英語は本当にひどかった…焼鳥はファイヤーバード、人力車はショートパンツピーポー、お祭りはエブリワンファニーダンシングと言った造語のオンパレード。単語を投げかけることしかできなかったんです。

そんな彼が外国人を最高に楽しませてきたという事実。言葉が足りないで二の足踏んでちゃいられない、という気持ちになります。また記事で発起人の語ったゲストハウスを始めるきっかけや運営を通じて成長していく学生たちの様子がとても素敵です。彼のホスピタリティ(ハンサム)はこれからもっともっと世界を平和に楽しくしていくんだろうと期待しています。

 

③Freetopia

もう1つは、「Freetopia」という志村坂上にあるシェアハウス。


Freetopia | Facebook

Freetopiaは「大資本に依存しない生き方」を掲げている団体かつ場所であるため、色んなフリーターやフリーランスが集う面白可笑しい家になっています。

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 2014年9月 彼らが出版した雑誌「FREETOPIA Magazine Vol.1」に「新卒ベトナム就職月給3万で生きる男」として寄稿しました。

 

FREETOPIA フリートピア

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僕自身も学生時代にシェアハウスに居候させてもらったり、自分自身でもルームシェアをしたりと、他者とともに住んでいた時期がありました。引きこもっていても、友人がその友人を連れて来ることでどんどん知り合いが増えたり、場所を利用した飲み会やイベントなどの面白いことが起きてくるのを楽しみにしていました。

 

シェアハウスの良さは1人では抱えきれないヒト・モノ・コトを許容できることです。1人暮らしでは(見知らぬ)他人を家に招くことは物理的にも、精神的にもちょっとハードルが高いですよね。

でもシェアハウスならリスクを複数人で分担することで、新たなことにチャレンジすることが容易になります。

 

(日本滞在中、シェアハウス以外にも1人暮らしの友人宅2軒に泊めてもらいましたが、そのうち1軒の友人宅の場合、友人が仕事に出るときは一緒に外に出ました。鍵が1本しかないので。もう1軒は鍵を預けてくれたので自由に出入りできて便利だったのですが、鍵を預けるのは結構敷居の高い行為ですよね。シェアハウスなら住人が複数いるため、住人の誰かがいる時間=鍵のかかっていない時間が多い)

 

そんなシェアハウスが周囲に増えているおかげで東京滞在が楽(費用的に)で楽しい(そもそもの友人以外の色んな人に会えた)ものになりました。

 

シェアハウスは経済的にも住民に優しいので、これからしばらくはますます増えていくのだろうなと思います。逆に言うとこれからの時代、こういうつながりを作れないとコストがかかって仕方がない、となるのかもしれません。

 

ただ、シェアハウスもしんどいというか面倒なところもあるもので、皆が皆向いているとも限りません。僕が望むのは、人が自分の理想かそれに近い住み方やコミュニケーションのあり方を選べる状態です。1人暮らし、ゲストハウス(※)、ルームシェア、シェアハウス、シェアマンション、家族との同居。色んな住居の形が増えてきて、それを選ぶ人も増えてきています。なかなか面白いなと思いながら、そのことを見て来ました。今はそれを外から眺める立場ですが、これからどうなるかますます楽しみです。

 

※ゲストハウスは、バックパッカーが利用するものと思いがちですが、東京では月極めで利用している勤め人やフリーターにも良く会いました。ゲストハウスのあり方は、スペースや物品はシェアしつつも、つながりは浅い(強制しない)共同生活と言えます。

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追記(2015年3月17日)

「あかりや」の存続危機や「Tokyo Handsome boys!」の発起人のインタビュー記事を通じて人と場が相互に影響してできあがる家(シェアハウス)の雰囲気は、保存の効かないものと認識しまいsた。自分もシェアハウスをしていたけども、人が同じで場が変わっても、場が同じで人が変わっても同じ空気を作ることは困難だったろうなと思い返しています。(同じ空気を取り戻そうとはしなかったですが。)

空気やコンセプトをあえて設定し実現していくというシェアハウスもいくつもありますが、きっとなかなかの業が必要なんでしょうね。そしてその価値があると。だから「仕事」になるということですね。

参考:メンター・キュレーターが存在する(!)大学生向けシェアハウス

学生時代に、やりたいことを徹底的に|チェルシーハウス