らくらく新聞@ブンタウ

ベトナムのんびりローカルリゾート・ブンタウからベトナムと日本の諸々のことを書いています。 

日本語話者の数が与える影響について

ある言葉を使う人間の数の多少

ベトナム語⇔英語の教材の充実っぷりを見ると、日本語⇔ベトナム語は「たった1億人⇔1億人」なんだなぁと実感せざるを得ない。

日本の経済規模・人口が縮小すると 日本語に直すインセンティブはだんだん減っていく、と先輩が言っていたことを思い出す。

 

とはいえ、ほんやくコンニャク(技術革新) が万事解決してくれそうな気もする。また、日本国内に他言語ネイティブ話者がより増えれば、彼らの手による翻訳が盛んになることもあるかも。
Annie先生 めっちゃかわええ


Learn Vietnamese Language With Annie - Lesson 06 ...

 

日本語話者を増やすことはどんな意味があるか

現在、わたしは日本語話者を増やすことを生業にしていて、ベトナム人の日本語学習熱を強烈に感じてはいる。 しかし、日本についてのニュースを聞くと、ベトナム人の抱く憧れと日本の実態について考えさせられることがしばしば。

日本および日本人にとり、日本語話者が増え、日本(語)関連のものを消費・伝播してくれる人材が増えることは良いことだと思っている。しかし、これからの時代、日本語を学ぶメリットがどの程度あるのだろうか。英語のように、ネイティブ以外の人間がたくさん使用する言語になれば、日本語が非常に有用なものになるだろうが、とてもそうなるとは思えない。なんともいいがたい気持ちで 彼らに日本語を教えています。(日本語を学ぶ彼らは努力に見合ったものを得ることができるのかどうか)

 

日本に来る外国人(特に労働者)を毛嫌いする人も多いですが、これからも同じように彼らが日本に来たがるのかと、日本が(日本人にとっても)経済的にも文化的にも魅力的な国であり続けるためには、日本人に加えて日本語話者の力(数)も必要なのでは、 と思う今日この頃です。 

日本が相も変わらず魅力的であれば、もしくはその魅力が増えれば、 一生懸命日本語を学んでいる生徒たちも報われますから。