らくらく新聞@ブンタウ

ベトナムのんびりローカルリゾート・ブンタウからベトナムと日本の諸々のことを書いています。 

ベトナムの反中暴動について

私が住んでいる町ではいたって静かなものだ。

ベトナム人にはには日本人と中国人を区別することは困難だろうが、嫌がらせをされることもない。東北アジア人顔をしている私がであるいても興味ないようだ。

WEBやテレビから、入ってくる情報とは対照的である。

ただ、Facebook上ではベトナムと中国艦船が激突して以来、いくつかのベトナム人の友人たちのアイコンが国旗になっているのを見ている。

日本よりも愛国心を表に出すことをためらわない人が多いようだ。

 

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FB上のアイコン。Bien Dongは東海という意味。ベトナムでは南「シナ」海という呼称は使用されていない。

日本でこのニュースがどのように広まっているかは知らないが、現地の声をこれから少しずつ紹介していきたいと思う。

私が所属しているFBグループのベトナム人の言葉。原文ママ

「現在、すべての人々が五月十八日に反中国の抗議に参加することを求める団体がいくつかありますが、それは、暴動であると予想される。それは内部分裂を引き起こす反動団体である。私は人々が参加しないことを願って、国を弱体化させるためにあらゆる陰謀に対して警戒する。絶対に工場や企業の破壊に参加しないし、中国人と交戦しない。私は人々がミスをすることはありません願っています。工場は現在、混乱を避けるため、会社の門の前に会社の国籍の掲示板を吊るしてください。工場や会社は、ご注意ください。労働者の精神を強化してください。労働者に明確に説明してください。抗議破壊行為に参加しないように労働者を伝えてください。」

これを読んでわかるとおり、ベトナム人の中にもこの暴動騒ぎに心を痛めている人が数多くいる。このことは日本人も知っておいて良いと思う。

しかし、一部の暴走が 国全体のイメージをつくり、経済や政治に多大な影響を与える。今回の暴動は、死傷者を出した時点で大失点だ。その上、中国系企業だけではなく、台湾、韓国、マレーシア、日系企業も巻き込まれている。

先の台湾での学生を中心とした反中デモと対照的だ。

ベトナムでこのようなことが起きたのが残念でならない。

しかし、今からでもできることはある。

上のコメントにあるように、今週末が無事に過ぎ、冷静な対応が広まることを願ってやまない。

 

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2014/05/15 11:50 JST配信